WMで神戸ビエンナーレ2009に行ってきました。安藤忠雄設計の兵庫県立美術館から、船に乗って海上に展示されたアート作品を見ながらメリケンパーク会場へ。目的はここで行われているアート イン コンテナ国際展。長さ12mのコンテナの内部を展示空間とするアートコンペで、会社先輩の伊庭野さんと藤井さんの作品は特別賞を受賞した。


"Walk into the Light" 伊庭野大輔+藤井亮介

楕円に鏡が配置され、1つの焦点に小さな照明が散りばめられた球体がまわり、もう1つの焦点に椅子が置かれている。その椅子に座ってみると真横まで光が回り込んでくる。前へ歩いて行くと、見える光の数が減っていく。

このような説明がなくても、純粋に美しく何かを感じることができる作品。空間に入るまでのアプローチ、入口サイズ等の計画も他と比べて巧み。30点もの作品が展示されていたが、説明文を読まなくても何がやりたかったかがわかる、もしくは感じることができる作品は正直少なかった。そんな中で、建築とアートの中間的な彼らの作品は光って見えた。



フランク・O・ゲーリー設計のフィッシュダンスのカフェでハンバーガーを食した後、三ノ宮駅近くにできた「STRONG BUILDING(設計:竹中工務店)」を見に行く。

スラブが薄い。

フラットな天井と床。

最上階に事務所が1フロアだけある。屋上面の納まりが綺麗。こんなに気合いの入った駐車場は初めて見た。



安藤忠雄設計の六甲の集合住宅に寄って、新神戸から東京へ帰る。充実した1日だった。

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